僕たちは歩かない

僕たちは歩かない

古川日出男は言いました「僕たちは歩かない」

アフターダーク (講談社文庫)

村上春樹は言いました「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」

時をかける少女 通常版 [DVD]

功介は言いました「真琴！前見て走れ！」

僕はそんな彼らの素敵な言葉を耳にして思いました
「そんな小難しい事考えながら歩いたり走ったりしたらさ、大変じゃね？」

ハル、ハル、ハルやサマータイムEPが好評発売中だというのに
なぜ僕は今「僕たちは歩かない」を読んだのか？このクソ暑い中で冬のお話を読む必要はあるのか？
A:文庫サイズになると多分に作中に含まれているイラストの素晴らしさを損ねる可能性があるから

さて、「僕たちは歩かない」は影時間のお話です
影時間って何だよ？って思う人は深く考えないように
舞台は真冬の「東京」主人公は料理人の卵達
彼らはある日２４時間ではなく１日が２６時間になる瞬間というものを発見する事となる
普通の人よりも２時間だけ長い１日が２６時間の「東京」
そんな時間の中でお互いに切磋琢磨しながら料理の腕を磨く彼らだが・・・・・・・みたいなお話
しかし何だ、古川先生は本当に「東京」が好きだなおい

追記：彼らが歩かないのにはちゃんと理由があります。決して馬鹿にしているわけではありません